2026-09-23
「要介護」「要支援」とは?認定の仕組みと施設選びへの影響
「要介護」「要支援」とは?認定の仕組みと施設選びへの影響
これまでの記事で「要介護3以上」「要支援2以上」といった言葉が何度か出てきました。この「要介護」「要支援」という仕組みを理解しておくと、施設選びの全体像がぐっと分かりやすくなります。
要介護認定とは何か
要介護認定とは、その方がどのくらい介護や支援を必要としているかを、国の基準に基づいて判定する仕組みです。市区町村の窓口(地域包括支援センターなど)に申請すると、調査員による訪問調査や主治医の意見書などをもとに、以下のいずれかに区分されます。
- 非該当:介護や支援が必要ないと判定された状態
- 要支援1・2:日常生活に一部支援が必要な状態(比較的軽度)
- 要介護1〜5:日常生活に介護が必要な状態(数字が大きいほど介護の必要度が高い)
この区分によって、利用できるサービスの種類や、施設に入居できるかどうかが変わってきます。
要支援と要介護、何が違う?
簡単に言うと、要支援は「予防」の段階、要介護は「介護」が必要な段階というイメージです。
- 要支援1・2:主に「介護予防サービス」を利用しながら、状態の維持・改善を目指す
- 要介護1〜5:主に「介護サービス」を利用しながら、日常生活のサポートを受ける
例えば、以前の記事で紹介した「グループホーム」は要支援2以上が対象、「特別養護老人ホーム(特養)」は原則要介護3以上が対象、というように、施設ごとに対象となる区分が決まっています。
施設選びにどう影響するか
要介護度によって、選べる施設の選択肢は次のように変わってきます。
| 要介護度 | 選択肢の例 |
|---|---|
| 非該当・要支援1〜2 | サ高住、住宅型有料老人ホーム、グループホーム(要支援2以上) |
| 要介護1〜2 | 介護老人保健施設(老健)、介護付き有料老人ホーム |
| 要介護3以上 | 特別養護老人ホーム(特養)、介護付き有料老人ホーム |
つまり、「今の要介護度で、そもそも入居できる施設はどこか」を最初に確認しておくことで、無駄な施設見学や問い合わせを減らすことができます。
要介護認定を受けるための流れ
- お住まいの市区町村の窓口、または地域包括支援センターに申請
- 認定調査員による訪問調査(心身の状態についての聞き取り)
- 主治医の意見書の提出
- コンピューターによる一次判定 → 専門家による二次判定
- 結果の通知(申請から30日程度が目安)
申請から結果が出るまで1ヶ月ほどかかることが多いため、施設探しを本格的に始める前に、早めに申請しておくことをおすすめします。
まとめ
- 要介護認定は、介護の必要度を国の基準で判定する仕組み
- 「要支援(予防段階)」と「要介護(介護が必要な段階)」で、利用できる施設・サービスが異なる
- 施設によって対象となる要介護度が決まっているため、早めに認定を受けておくと施設選びがスムーズになる
次回からは、これまで紹介した施設の中から、特に「特別養護老人ホーム(特養)」に絞って、入居条件や待機期間の実態をさらに詳しく見ていきます。
高齢者施設や介護サービスについての詳しい情報は、高齢者施設のページ、介護サービスのページもあわせてご覧ください。
広告
Ad Unit